今もなお愛され続ける名車
こんにちは!ボルボ・カー長崎です。
世界で愛された「四角いボルボ」
歴代ボルボの中でも特に有名なモデルと言えば、240シリーズ。
1974年にデビューし、2ドアセダン、4ドアセダン、5ドアエステートをラインナップしていました。
機能を追求したシンプルなエクステリアは、「四角いボルボ」のイメージを決定づけるもの。
長距離ドライブでも疲れないシートをはじめとする快適な運転環境、前後クラッシャブルゾーンの拡大、マクファーソンストラット式
サスペンションやラックアンドピニオン式ステアリングの採用などによる優れた安全性が特徴でした。
特にエステートは、大人5人とたくさんの荷物を乗せてもゆとりがあるというユーティリティの高さが評価され、
世界的なボルボ躍進の原動力となります。
日本でもエステートが大人気に
1979年にはヘッドライトが丸型から角型に変更されて表情を一新。
1990年には、エアバッグ、1991年にはABSが装備されるなど、安全性は時代と共に進化し続けました。
4ドアセダンの240ターボは、レースでも活躍します。1985年・1986年と2年連続で欧州ツーリングカー選手権(ETC)、および日本のインターTEC
においてチャンピオンに。洗練されたスタイリングのスポーツカーたちを相手に闘う姿を、人々は驚きと親しみを込めて
「空飛ぶレンガ」と呼びました。
日本では1980年代後半から90年代初めに、エステートがクリエイターやサーファーといったこだわりのある人々の間で人気となります。
日本経済の絶頂期でモノがあふれた時代、唯一無二の無骨なデザインと広大でフラットなラゲッジスペースが注目されました。
EVにも確かに息づくボルボの伝統
240は、1993年まで19年間にわたって販売されたロングセラーモデルとなりました。
累計生産台数は283万2,537台、うちエステートは50万2,772台。
2024年になっても愛好家は多く、大切に乗られている240を街で見かけることもしばしばです。
240のデビューから50年、生産終了から31年経った今、ボルボ車はデザインもテクノロジーも飛躍的に進化しました。
しかし、安全性や快適性の追求など人を真ん中に置いたクルマづくりは、EVであるEV30、EX40
をはじめ全てのモデルに脈々と受け継がれています。
ぜひ最新のボルボでその真髄を感じてください。